子犬がおうちについたら、お迎えに行って我が家に子犬が到着する前に、出れないようにした広いおトイレを準備しておき、「おうちに着いたよ~」と子犬を部屋におろしてしまわずに、まずは何をおいても先にトイレに子犬を入れてしまいましょう。そうすれば荷物を降ろしたり、みんなが部屋に入ったりする間にどこかに粗相されてしまうことが防げます。
子犬も初めての場所なので「だせだせ~」と騒ぐこともほとんどないはずですし、車で長距離の初めての旅で緊張も伴いたいていは初めてのおトイレが成功するものです。なかなかしないときはお水をトイレの中に入れてあげたり、最初だけなのでご飯をその中に入れてあげて食べさせてもかまいません。人が一緒に入って上げたほうが落ち着くようでしたら、そばにいてあげてください。
初めて子犬が来た日から何が一番気がかりかといえば「おトイレの成功」です。不安でしたらお迎えの際に子犬のおしっこを含んだシーツを持ちかえられることも成功につながります。新しいおうちは子犬にとって初めての場所なので、粗相してしまうと匂いが付いてしまうので失敗した場所にたびたびしてしまうこともあります。ですからできるだけ最初の1回を成功させて下さい。
ただし、トイレの中にいることを子犬が不安に感じ始めてしまうようならこの限りではありません。子犬はたいてい立ち止まらなければおしっこはできないので(笑)立ち止まったらまずトイレに入れて様子を見るといいでしょう。トイレがうまく成功したら、または成功しなくても、しばらくはおうちの中を探検して歩くので自由にさせてあげてください。自分の目で、鼻で、耳で、新しいおうちを確認すると、今度は人を確認しに来ます。タイミングが合っていればご飯をあげると子犬はすぐに学習するので、大騒ぎせずに温かく子犬がご飯を食べるのを見守ってあげてください。
子犬は名前を呼ばれたり、声をかけたりされるだけでどんなに眠たくても初めての場所なので緊張感がありいつもとは違うことで眠らなくなってしまいます。新しいおうちに行ってすぐはまだまだほとんどの時間を眠って過ごす時期なので、子犬が眠れるようにしなくてはなりません。
多くの子犬はトイレを済ませご飯を食べてひと遊びすると寝てしまいます。
起きている時間は元気な子でも1時間から2時間くらいですから、
それ以上起きているときは興奮してしまっているのだと気がついて下さい。
なかなか寝ないときは知らないふりが一番です。
寝かせようと何か行動を起こしたり話しかけたりすると逆効果になります。
到着した日から数日たてば子犬が初めての場所も
人や物に対しての興奮も薄れ、
よく食べよく眠るようになるはずです。
とっても可愛い時期ですが、何よりほんの数日、
かまいすぎないように十分睡眠をとらせましょう。
また子犬は日々成長し食べた分だけ体重も増えていくものです。
体重が減ってしまったり増えてこないようなら、
多くの場合は睡眠不足か動きすぎですから
この点は注意深く見てあげてください。
子犬はストレスがかかりすぎたり、
眠れないことが続くと下痢になることがあります。
1週間もたてば最初からこのうちの子です
と云う態度にもなりますので、
到着した日から1週間は気をつけて育ててください。
ストレスがかかるというのは嫌なことや怖いことがあるからではなく、
知らないものに接触したり遭遇したりするだけでも
かかるものなのだと知っておいてください。